パーソナルストレッチを取り入れることで得られる効果は次のとおりです。

①柔軟性向上
②ケガの予防
③筋トレ効果増大

①柔軟性向上
そもそもストレッチは筋肉を伸ばすことをいいます。パーソナルストレッチでは、トレーナーが個々の身体の状態を評価し、最適なストレッチを提供するため、自分では気づかない歪みや硬い部分も的確にアプローチできます。

また、完全脱力状態で行うため、筋肉がリラックスしやすく、より深く伸ばすことが可能です。

②ケガの予防
パーソナルストレッチでは、トレーナーが専門知識を活かして個々の身体の状態に応じた適切なストレッチを行います。その際、トレーナーは関節の可動域や筋肉の柔軟性を評価し、バランスの悪い部位や硬くなっている部位を見つけ出してアプローチします。

これにより、セルフストレッチに比べてより自分の弱点の筋肉や関節が正常な範囲で動くようになり、運動中の過度なストレスや負荷を軽減できます。また、筋肉のバランスを整えることで、特定の部位に過度な負担がかかるのを防ぎ、怪我のリスクを減少させます。

③筋トレ効果増大
筋肉は筋線維の束で構成されており、その筋線維は筋膜という薄い膜に包まれています。ストレッチを行うと、この筋膜が伸ばされ、筋線維が太くなるスペースが生まれます。これにより、筋線維がより大きく成長しやすくなることがわかっています。

また、筋トレ後にストレッチを行うことで、筋肉の血流が改善され、栄養や酸素が筋線維に効率よく供給されるため、筋肉の修復と成長が促進されます。さらに、ストレッチは遅延性筋肉痛(DOMS)の軽減にも寄与し、筋線維の修復を早めるため、筋肥大しやすいともいわれています。

これらの筋肉の疲労低減については、セルフストレッチでも同様の効果が得られますが、パーソナルストレッチの場合、脱力したポジションで行うことができます。そのため、より疲労の回復が行えるでしょう。